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JSAC2026_マルウェア解析研修にへ参加してきました!

カテゴリ:IT EVENT


➊ 会場・開催日

JSAC2026に参加してきました!JSAC2026(Japan Security Analyst Conference 2026)は2026年1月21〜23日に東京で開催される日本最大級の“実務者向けサイバーセキュリティ技術カンファレンスです。最新の脅威分析、マルウェア解析、インシデントレスポンスの知見が集まる場として、国内外の専門家から高い評価を受けているそうです。

【会場】

赤坂インターシティコンファレンス(東京都港区)

主催:JPCERT/CC(JPCERTコーディネーションセンター)

2026/1/21(水) ~ 23(金) ※マルウェア解析研修は1/21のみ開催


➋ 研修の内容

参加したマルウェア解析トレーニングでは、Ghidra と IDA Pro を中心に実際のサンプルを解析しながら手を動かす形式でした。
私にとってかなり難しい内容ではありましたが実務で行われる解析イメージを少し掴むことができ、大変有意義な時間を過ごさせていただきありがとうございました。また体系的な演習として取り組むことで、自己流では気づけなかった視点やプロセスの重要性を再認識しました。
今回得た型をベースに自宅検証環境でさっそく復習していきます。🐣


❸ Ghidra と IDA Pro の違い

研修では Ghidra と IDA Pro の両方を使いました。どちらも実行ファイルを読み解くための道具ですが、性格が違います。

【Ghidra】

アメリカの国家安全保障局(NSA)が開発し、2019年に公開した解析ツールです。無償で使えて、ソースコードも公開されています。逆アセンブル(機械語を人が読める命令の並びに直す)に加えて、C言語風のコードへ戻す逆コンパイル機能が最初から入っています。対応している CPU の種類も幅広く、複数人で同じ解析結果を共有する仕組みも備えています。

【IDA Pro】

長年この分野の標準として使われてきた商用ツールです。対応 CPU の広さと解析の速さに定評があり、プラグインや解析情報の蓄積も豊富です。逆コンパイル機能は別売りの構成になっています。機能を絞った無償版も用意されています。

【使い分け】

費用をかけずに始めるなら Ghidra、既存の資産や情報量を重視するなら IDA Pro、という整理になります。両方とも「動かさずに読む」静的解析の道具であり、実際に動かして挙動を追う動的解析には別途デバッガが必要になります。

※ 各ツールの提供形態は変わることがあります。導入時は公式サイトで最新の情報をご確認ください。


❹ 自己流では気づけなかった視点

研修を受けて一番こたえたのは、自分の進め方の癖でした。

それまでの自分は、バイナリを開くといきなり気になった関数を追いかけていました。研修では「まず全体の構造を掴んでから」と言われ、順番がまるで逆だったことに気づきました。

自己流で進めていたときは、途中で自分が今どこを見ていて、何を確かめようとしていたのか分からなくなることがよくありました。全体の地図を持たずに細部へ入っていたので、迷子になるのは当然だったわけです。地図を先に描いてから細部へ降りていく。この順番そのものに意味があるのだと理解しました。

もうひとつ反省したのは、道具の使い方です。エラーの内容を AI にレビューしてもらうといった進め方ができたはずなのに、自力で解くことに固執して、うまく活用できませんでした。手を動かして考えることと、詰まったときに人や道具を頼ることは、対立するものではありません。ここは次から意識して変えていきます。


❺ 自宅での復習環境

教わった内容は、自宅の環境で細かく復習していく予定です。

構成としては、Docker でコンテナを立ち上げ、ネットワークを隔離した状態で触ります。外につながらない状態を作っておけば、手元で安心して繰り返せます。

使う道具は Ghidra です。あまりお金もかけられないので、無償で逆コンパイルまで一通りできるのはありがたいところです。研修で掴んだ「まず全体から」の順番を、自分の手で再現できるようになるまで回していきます。🐣